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初心者のロードバイク選び方講座 コンポーネントは105以上?

移転しました。

ロードバイクに乗りたい!

けどロードバイクの選び方がわからない!

 

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そんなロードバイク初心者のために、ロードバイクをどのように選んでいったら良いのか解説していきます。ちなみに、前回は、完成車とバラ完の違いとそれぞれのメリットデメリットを解説しました。

shouchanlab.hatenablog.com

                

 

ロードを選ぶ大事な基準、「コンポーネント

コンポーネントとは、自転車を構成するパーツ群のことで、分かりやすいものではコントロールレバー、変速機、ブレーキなどが含まれます。「コンポ」と呼ばれます。 

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コンポーネントは、ギアの位置決めやシフターの引きしろがトータルで設計されているので、同じメーカーの同じグループセットで使います。基本的には異なるメーカーのコンポを組み合わせて使うことはできません。

 

 

コンポメーカーは日本製で信頼の高いSHIMANO一択か?

ロードバイクコンポーネントは、現在では三つのメーカーがほとんどのシェアを占めています。コンビニで言うところのセブン、ローソン、ファミマと思っていただければわかりやすいです。

SHIMANOCampagnoloSRAMの3社で、それぞれ違った特徴があります。

 

SHIMANOシマノ):日本

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三社の中でも圧倒的なシェアを占めるのが、日本のメーカー、SHIMANOシマノ)です。信頼性と変速性能の高さは、日本国内はもちろん世界でも評価されていて、多くのプロロードレーサーSHIMANOのコンポを使用しています。世界では実に約8割のシェアを誇り、替えのパーツも比較的安価に入手しやすく、初めてのロードバイクを選ぶ際はSHIMANOを選べばまず間違いありません。

 

 

Campagnolo(カンパニョーロ):イタリア

 

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Campagnoloは老舗の自転車部品メーカーで、イタリアらしい芸術的なフォルムは一部のファンから熱い支持を受けています。上位モデルにはカーボンを多用し、1gの軽さにこだわっています。その分、ほかの二社と比べてお値段が跳ね上がります。替えの部品や純正工具なども価格がお高く、維持するのは大変だと思います。見た目がクラシックなので、クロモリフレームで組みたい方やロマンを求める方にはおすすめできます。

 

SRAM(スラム):アメリ

 

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 SRAM(スラム)はアメリカの自転車パーツメーカーです。昔はSHIMANOの互換パーツを製造していましたが、その後独自のコンポを開発し販売しています。カーボン素材を多用したり、eタップという無線変速システムを開発したりと、常に新しい技術を取り入れているメーカーです。プロのレースでも使われており、SHIMANOには劣ると言われるものの変速性能も高く評価されています。国内ではマイナーで、使っている人は稀なので、新しい物好きな方、ほかの人と被りたくない方にはおすすめです。

 

三社比較まとめ

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学校の生徒で例えると、質実剛健なイケメン優等生がSHIMANO、芸術的センスの高いセレブのCampagnolo、流行に乗るのがうまい未来的なボーイがSRAM といった印象...?

 

 

SHIMANOロードバイク用コンポのグレードは全部で6つ

ここからは、SHIMANOのロード用コンポについてグレードの選び方を紹介します。

 

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DURA-ACE(デュラエース)

プロ用のフラグシップモデル。全てが精巧・軽量で、プロユースに耐えうる耐久性を持つ。世界で評価される信頼性。SHIMANOのコンポの中では断然高額である。

ULTEGRA(アルテグラ)

DURA-ACEの機構を受け継いでいる高級グレードモデル。上位機種に引けを取らない変速性能を得られ、価格は抑えられておりコストパフォーマンスも高い。

 

◇105(イチマルゴ)

上位機種と同じリア11段階変速。ホビーライダーに圧倒的な支持を受けている。上位モデルに位置付けられており低価格ながら高品質で、ホビーレースにも耐えうる確かな性能。

◇TIAGRA(ティアグラ)

ミドルグレードに位置付けられており、街乗り、サイクリングを快適に行えるグレード。リニューアルされてからは見た目も上位グレードに近づいた。15-20万円前後の完成車に組まれがち。リア10速

 

◇SORA(ソラ)

エントリーグレードのコンポ。エントリーグレードだがさすがSHIMANOといったところで、変速は快適に行える。10-15万円前後の完成車に付属しがち。リア9速

CLARIS(クラリス)

最低限の性能で見た目の高級感は劣るものの、リニューアルで上位モデルと同じ操作性となった。最低グレードでも特に変速に問題ないのが SHIMANOの凄さ。リア8速

 

 

最初の一台、選ばれてきた105

一台めのロードバイクを購入する際、多くの人が選ぶのがこの105(イチマルゴ)です。自転車屋さんやローダーの方々が口を揃えて言うのは、「将来的に街のレースにも参加してみたいなら105以上」ということです。それはなぜでしょう?

それは、105以下のモデルにはない特徴であるリア11段変速ということ、上位グレード(ULTEGRA,DURA-ACE)との互換性があることが大きな理由です。 

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 105が持つ、上位モデルとの互換性 

TIAGRA(10速)以下のグレードのコンポでは、リアのギアの枚数が異なり、シフターの引きしろなどの関係で互換性がありません。例えば変速機をTIAGRAからULTEGRAへ変えたいと思ったとすると、スプロケットやコントロールレバーを含めたグループセット一式を取り替える必要が出てきます。その反面105は、上位2つのグレードと同じ規格のため、パーツを少しづつ交換して組み合わせながら使うことが可能です。

 

変速性能の差は縮まってきている

SHIMANOは、約四年ごとに各グレードのパーツをリニューアルしています。以前の下位グレードのコンポは変速がうまく決まらず見た目も劣っていた感じが否めませんでしたが、近年アップデートされたTIAGRA SORA は上位グレードと同じテクノロジーが採用され、性能の差は縮まってきています。近所でサイクリングを楽しみたいという方には、これらのコンポを選んでも快適な体験を得られるでしょうから、あとは予算との相談になります。

 

グレード毎の重量と価格差

Dura-Ace Di2
¥286,887
1,895g

Dura-Ace 【デュラエース】
¥206,568
1,950g

ULTEGRA Di2
¥129,843
2,246g

 ULTEGRA 【アルテグラ】
¥97,837
2,313g

105 【イチマルゴ】
¥60,572
2,438g

TIAGRA 【ティアグラ】
¥53,696
2,714g

SORA 【ソラ】
約¥30,000
-g

CLARIS 【クラリス】
約¥24,000
-g

 

下位モデルと最上位モデルには価格に10倍の開きがあります。これまでにまとめてきた情報を元に、ロードバイクの使用目的や今後のアップグレードも考慮しながら予算にあったコンポーネントを選びましょう。

 

ロードバイクデビューを検討している人たちの参考にしていただけると幸いです。

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