あの人気商品が受注停止?! Noble Audio SAVANNA(サバンナ)のレビュー/インプレッション
いわずと知れたアメリカのIEMメーカー、Noble Audio(ノーブルオーディオ)が送り出すミドルシップ機、SAVANNA(サバンナ)が、一時受注停止となっている模様です。
Noble Audio SAVANNA ユニバーサルIEM【NOB-SAVANNA】
その名が表す通り、Savannaはリニアな特性を持ちアコースティック・サウンドの再現力に秀でたモデルです。正確な表現力とクリアな音像に重点を置き、Savannaがもたらすリスニング体験はこれまでにない満足感が得られることでしょう。
・4BAドライバ・モデル
・精巧に仕上げたアルミニウム・フェイスプレート・スマートフォンやDAP単体での使用にも最適な高音圧感度 ・手作業による組み込みとマッチング処理
・標準2ピンケーブル接続 (0.78mm diameter)
Eイヤホンでも品切れ状態!
大手イヤホンショップEイヤホンでも品切れ状態となっています。新品で入手するのが難しくなっています。探してみたところ、楽天市場に在庫がありましたので、少し高いですが欲しい方は
【楽天市場】Noble Audio/Savanna【ノーブル】【サバンナ】【WAGNUS.特製ケーブルセット】:宮地楽器 ミュージックオンライン
もしくは中古市場で探すことになるかと思います。
サバンナをお借りできました!聴き込む!
友人からサバンナをお借りすることができたため、4日間ほど聞き込んでみました。
ゴーちゃん(友達)、ありがとう!(涙)
視聴環境
DP-X1→SAVANNA(3.5mmステレオジャック)
高級感があり所有欲を満たす外観
背面にあしらった王冠のロゴ、凹凸が施された表面仕上げ、マットな光沢がひかるブロンズカラーは、同じユニバーサルIEMの上位機種に準じており、さすが高級機と思わせる完成度です。
左右の音場と聴き疲れしないフラットな音
音の傾向はスーパーフラット。低音の主張は控えめ。音場は奥に広いと言うより横に広がっているイメージ。ハイハットなどの高音はキラキラしていて、刺さる直前の良い具合に調整されています。高音域のレンジが広く、シャリシャリした不自然な高音ではなく実際の楽器の音に近いリアルな高音域は、長時間の視聴でも聴き疲れしません。
アコースティックに強い艶やかな中・高音域表現
「中音域の高め」から「高音域」にかけての 表現が素晴らしい。特にバイオリンなどの弦楽器の艶やかな伸びのある音を再現してくれるため、オーケストラやアコースティックバージョンの楽曲で真価を発揮します。
ボーカルもよりクリアに
ボーカルが鮮明に聞こえ、前面に出てくるように感じます。ハモリのパートもくっきり聞こえてきます。「ス」、「ツ」、「シ」、などが刺さることなくちょうど良いチューニング具合です。
意外にも音圧がありリスニングが楽しい
フラットなモニターライクのイヤホンでは、音圧が不足して聴き飽きると言うことがありますが、サバンナは意外にも音圧が高いことに驚きました。後述の低音のサポートや、中音域の情報量の多さが影響しているのだと思います。
低音は期待しないこと
BAドライバ4機のため、低音はもともと期待できないのですが、それでもしっかりとベース音が楽曲を支えている印象です。当然ながらズーンと響く低音は感じられません。この辺は同じBA4機の中ではSE846に軍配が上がるでしょう。
以前書いたSE846のレビュー、考察はこちら。
まとめ:気にいる人はどハマりのイヤホン
世の中のオーディオファンには、低音のバスバス感、ブオーンという迫力ある低音が好きなタイプと、キラキラ高解像度な高音が好きなタイプ、そして両方大好きなタイプ(筆者がまさにこれ)がいますが、サバンナはどちらかと言うと高音厨のためのイヤホン(笑)。解像度が高く、見た目の高級感、持っている人が少ないという希少価値もあり、ハマる人にはどハマりするイヤホンでしょう。ミドルシップとは思えないクオリティです。現在は入手が難しくなっているサバンナですが、目にする機会があったらぜひ視聴してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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