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主流のクリンチャーと往年のチュブラー。使い比べてわかった真実

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2018.10.2

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主流のクリンチャーと往年のチュブラー。使い比べてわかった真実

 

近年におけるチューブラータイヤ

 

最近はクリンチャータイヤが主流となり、チューブラータイヤを使用している人は少数派となりました。

 

チューブラータイヤが影を潜めているのは、タイヤ一本あたりのコストが高くメンテナンスやパンク修理が困難、というのが大きな要因です。

近年では、「チューブラーホイール+チューブラータイヤ」よりも「クリンチャーホイール+クリンチャータイヤ」の方が転がり抵抗が小さいという調査結果が公表され、さらにクリンチャー化を促進しています。

 

しかしながら、ツール・ド・フランスを代表する最高峰のプロレース界では、いまだにチューブラータイヤが使用されています。

 

なぜプロはチューブラー?

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チューブラータイプには大きなメリットがあるからです。

それは、「ホイールのリム重量を軽くできる」「レース中のパンクに強い」という点です。

プロレースではより速く進む力と機材が求められます。

ホイールのリム重量が軽いと漕ぎ出しも軽くなり、山岳コースでのパフォーマンスアップができます。

 

レース中にパンクなどのトラブルが起きると、とても大きなハンデを負ってしまうことも。

チューブラータイヤなら、もしパンクしても一気に空気が抜けたりせず、ゆっくり空気が抜けていくので、安全に予備ホイール交換ができます。

 

 

プロ以外は使いこなせない!なのか?

「ロードバイク 女の子 フリー」の画像検索結果

それでは、プロでもないレースにもほとんど出ないホビーローダーがチューブラータイヤを使うことにはどんな意味があるのでしょうか。

 

クリンチャータイヤと比べてみます。ちなみに、マウンテンバイクによくインストールされるチューブレスタイヤというものもありますが、ロードバイクにおいては普及していないため省きます。

 

クリンチャータイヤ(ホイール)の特徴

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メリット

タイヤ一本あたりの価格が安い(チューブラーの約1/2)

市場が大きく、ホイール・タイヤの種類が豊富

それに並んでインプレなどの情報も豊富

 

パンクした場合

インナーチューブに開いた穴をパッチをゴムのりで貼り付けて修理するか、インナーチューブ(800-1300円/個)を交換し、タイヤは同じものを使い続けられるが、摩耗している場合や亀裂が入っている場合はタイヤも交換が必要。

 

補足情報

クリンチャーの方が、転がり抵抗を小さくできる(微々たる差である)

 

 

チューブラータイヤ(ホイール)の特徴

「チューブラータイヤ」の画像検索結果

メリット

ホイールのリム重量が軽い、タイヤ自体も軽くできる

ホイール外周部が軽量化できることで漕ぎ出しが軽くなる

構造的にしなやかで、乗り心地が良い

 

パンクした場合

スローパンクといい、少しずつ空気が抜けていくので落車のリスクが低い。

チューブラータイヤはチューブとタイヤが縫い付けられているので、パンク修理は不可能で、タイヤごと総とっかえする。(7000-15000円/個)

タイヤとリムをリムセメントを使って貼り付ける必要があり、センター出しなど気が抜けない作業が必要である。

 

補足情報

パンクした際のリスクが大きいチューブラータイヤだが「NoTubes タイヤシーラント」を使うことでほとんどのパンクを無にできる。

リムセメントでタイヤを貼り付けるのが面倒であったが、「ミヤタ リムテープ」を使うことで面倒な作業を全くせずチューブラータイヤ を運用することが可能になる。

 

 

両方とも使用してきて感じること

 

どちらのタイプも乗り心地はグレード次第

クリンチャー、チューブラー、どちらとも各社から商品がラインナップされており、価格はピンキリです。

完成車に付属していたビットリアの安いタイヤからラインナップ上での最高グレードタイヤへ交換したことがありますが、乗り心地・グリップ・進みやすさが格段に向上しました。

チューブラータイヤも同じで、価格の安いものはグリップが悪かったり品質にバラツキのあるものが多いと聞きます。

 

確かにのり心地の良いチューブラー

その後、同シリーズでクリンチャーからチューブラーに交換しましたが、初期タイヤから高級タイヤへ変更した時と比べると、そこまで大きな違いは感じませんでした。

しかし、同じシリーズのタイヤ(ビットリアコルサG+)でもチューブラータイヤの方がより柔らかいしなやかな乗り心地を実感しています。

 

どちらを選択しても問題ないが...

クリンチャーとチューブラーで、どちらかが正解でどちらかが不正解ということはありません。

しかし、近年絶対的にメジャーなのはクリンチャータイプ。

情報量が多く、パンク修理ができ維持コストが低いことから、どちらか選ぶのであればクリンチャータイヤをおすすめします。

しかしながら、例えばカーボンホイールの場合やこだわりがある場合は、チューブラータイヤをあえて選ぶ価値はありそうです。

(他の人と違うものを使いたい、リムを軽くしたい、プロユースのものを使いたい!など)

 

自分の状況に応じて選んでみてください。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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 PROFILE

しょーブロ ブロガー:しょー

幼少時代、ブロック遊びやダンボール工作、豆本作りなどに夢中になって遊んでいるうちに自然とものづくりに関する進路を目指すようになる。

高校で3年間美術の基礎を修学後、千葉工業大学デザイン科学科に入学。プロダクトデザインを学んでいく中で、WebデザインやUXデザインにも興味を持ちはじめ、現在の独自のスタイルを見出す。2018年、はてなブログにおいて「しょーブロ」を開設。

現在は、趣味であるロードバイクや音響機器の紹介を中心に、デザインマインドを取り入れた新たなブログの形を求め幅広く活動している。

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Career Job history

2013年4月 東金高等学校普通科へ入学、文系科目に加え3年間美術を修学
2016年4月 千葉工業大学創造工学部デザイン科学科へ進学
2017年10月

Webコーディングスキルを独学で学び始める(進行形)

2018年2月 学内の展覧会へ作品を出品し特別賞を受賞
2018年4月 自身初のブログ「しょーブロ」を開設

(c)2018 wta-studio.